バルセロナのポゼッションサッカーが世界を席巻し、そのバルセロナを倒すチームが現れるなんて誰も想像が出来なかった2010-11シーズン。翌シーズンにはバルセロナのサッカーに対応したチームが連覇を阻止し、サッカーに絶対はないと我々に知らしめてくれる事例となりました。

W杯欧州予選プレーオフ2ndLeg、スウェーデンのホームで行われた1stLegを0-1と落としていたイタリアは、2-0以上での勝利がW杯出場への絶対条件。立ち上がりから果敢に攻め立てるイタリア代表、W杯出場を目指し死力を尽くして戦った90分。圧倒的なスタッツを残しながら、スウェーデンのゴールをこじ開ける事が出来ませんでした。

サッカーは相手のゴールを奪い、自分たちのゴールを守るスポーツです。

この根幹は不変であり、ここへ向かうまでの過程が時代の流れと共に変わって行くのです。
それを忘れ、ゴール前の道のりを舗装する事だけに囚われてしまえば、勝利!というゴールにたどり着く事は出来ません。
もちろん、ただ蹴るサッカーが良いと言うわけではありませんが、ボールを繋ぐ事だけに囚われたサッカーにも同じことが言えるのかも知れません。